認知症の女性に7000万円分販売=そごう社員が貴金属など−広島・呉(時事通信)

 大手百貨店「そごう・西武」のそごう呉店(広島県呉市)で、外商を担当していた50代の男性社員が、認知症の疑いがある同県在住の女性(87)に、約7000万円分の貴金属などを売っていたことが29日までに、関係者への取材で分かった。女性側は、成年後見人を通じて代金の返還を求めるという。
 女性側関係者によると、女性は1人暮らしで、2008年と09年の2年間で約7000万円の貴金属や絵画などを同店から購入。ほとんどがクレジットカード払いで、口座残高がなくなると、男性社員に付き添われて銀行に行き、別の口座から金を移したこともあったという。
 関係者によると、女性は今年1月に認知症と診断され入院。08年ごろには既に症状が出ていた可能性が高いという。
 昨年12月、呉市の消費生活センターに市内の銀行から「本人が分からないような取引があり、不審ではないか」との通報があった。同センターから連絡を受けた市の介護保険課が親族に相談し、発覚した。
 そごう呉店は「男性社員は女性が認知症の疑いがあるという認識はなかった」としているが、「結果的にこういう事態になってしまったことは重大」として、内部調査した上で何らかの処分を検討するという。 

【関連ニュース】
【動画】中国アートフェア杭州
助け合い、静かな日々=たばこや散歩楽しみ、クリスマス会も
グループホーム火災、7人死亡=「ストーブから火」
取り調べDVD、再生70分=傍聴席は音声のみ
北野武監督に仏芸術文化勲章=11日から絵画展も

おむつ処理に注意を=ポリオ予防接種、二次感染恐れ−厚労省(時事通信)
亀井案を容認=「閣内にいるから」−仙谷氏・郵政改革(時事通信)
大学院の助産教育などでヒアリング―文科省検討会(医療介護CBニュース)
自民党執行部に意見を言う会合、舛添氏ら欠席(産経新聞)
自動車関係税見直しで研究会=30日に初会合−総務省(時事通信)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。